
Web3に興味はあるけど、ウォレットってどう使うの?
そんな疑問を持つママ友の一言から、私もウォレットについて調べ始めました。
最初はちんぷんかんぷんだったけど、今ではNFTやポイントを安全に保管できる心強い味方になっています。(笑)
この記事では、初心者でもわかるウォレットの選び方と使い方を紹介します。



難しそう…と感じている方にも、「これならできそう」と思ってもらえるように、やさしく丁寧に解説していきますね。
Web3ウォレットでできる3つのこと|使う前に知っておきたい基本機能


Web3ウォレットは、仮想通貨を使う人だけのものではありません。
今では、NFTやWeb3サービスを楽しむうえで欠かせない「暮らしのツール」として注目されています。
この章では、Web3ウォレットの基本的な機能と、その使い道を3つに分けて紹介します。



初めての方でも「何ができるのか」がイメージしやすくなる内容ですので、まずはざっくりと全体像をつかんでみましょう。
仮想通貨を保管・送金・受け取る「デジタル財布」
Web3ウォレットは、いってみれば「インターネット上のお財布」です。



円やドルのようなお金の代わりに、仮想通貨(ビットコインやイーサなど)を入れて管理できます。
- 仮想通貨を入れておく(保管)
- お友だちやサービスに送る(送金)
- 受け取る(報酬やプレゼントなど)
たとえば、下のようなイメージです。
目的 | 方法 |
---|---|
誰かに仮想通貨を送る | 相手のウォレットアドレスを入力して送信 |
報酬やプレゼントを受け取る | 自分のウォレットアドレスを伝えるだけ |
取引所から移す | 取引所→ウォレットに送金操作をする |
銀行口座と似ていますが、Web3では銀行ではなく自分自身が資産の管理者となります。
スマホやPCで管理でき、取引履歴もすぐに確認できるため、主婦の方でも直感的に扱いやすい点が魅力です。



送金先のウォレットアドレスを入力するだけで、手軽にやりとりができるのもポイントです。
取引所にずっと仮想通貨を置いておくのは、万が一のハッキングや停止リスクもあります。
ウォレットを使うことで、自分の資産を自分でしっかり守れるようになるのです。
NFTやポイントなど、デジタル資産の保管庫になる
Web3ウォレットは、「お金を入れるだけのもの」ではありません。
実は、NFTやポイントなど、さまざまなデジタルな価値も保管できます。
- 子どもの描いた絵をNFTにしてウォレットに保存
- お気に入りのデジタルスタンプやキャラアイテムをコレクション
- 特定のWeb3サービスでもらったポイントを貯めておく
ウォレットに入れたNFTは、アプリ内で表示されたり、対応サービスで販売・プレゼントしたりといった活用もできます。
これらはすべて「デジタル資産」と呼ばれるもので、形はないけれどちゃんと価値があります。
ウォレットは、そうした”お金以外の大切なモノ”も守ってくれる小さな金庫のような存在です。



まるで、家の中にある「思い出箱」がデジタル化されたような感覚ですね。
Web3サービスへのログインにも使える「パスポート」的役割
Web3の世界では、メールアドレスやパスワードの代わりにウォレットを使ってログインするサービスが増えています。
これにより、個人情報を登録せずにサービスを利用できるようになり、よりプライバシーを守った参加が可能になります。
ウォレットが自分専用の「パスポート」となり、ゲームやマーケットプレイス、コミュニティなど、さまざまなWeb3の世界へスムーズにアクセスできます。
- NFTを出品・購入するWeb3マーケット(OpenSeaなど)
- ブロックチェーンゲーム
- 新しいSNSや分散型のアプリ(DApps)
難しい登録や確認手続きが少なく、スマホひとつで簡単に始められるのも魅力です。
以上が、Web3ウォレットができる3つの基本機能です。



「お金を入れるだけ」ではなく、価値・思い出・アクセスの3役をこなす万能ツールだとわかっていただけたんじゃないかな。
初心者にやさしいWeb3ウォレットの選び方|失敗しない3つのポイント


Web3ウォレットにはいろいろな種類があり、はじめて選ぶときには迷ってしまうものです。
特に日本語対応や操作のしやすさなど、初心者が安心して使える条件は人によって異なります。
ここでは、初心者が失敗しないために押さえておきたい3つのポイントをやさしく解説します。



自分にぴったりのウォレットを見つけるヒントにしてくださいね。
「ホット」と「コールド」の違いを知ろう
ウォレットには大きく分けて、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類があります。
- ホットウォレット
-
スマホやパソコンにインストールして使うタイプ。インターネットに接続された状態で使えるため、便利で手軽なのが特徴です。
MetaMask(メタマスク)やTrust Wallet(トラストウォレット)、SBI(エスビーアイ)がこれにあたります。
- コールドウォレット
-
USBのような物理デバイスで管理するタイプ。ネットに接続しないためセキュリティ面に強く、長期保管に向いています。
SafePal(セーフパル)やLedger(レジャー)などが有名です。
はじめて使う場合は、アプリで使いやすいホットウォレットから始めるのがおすすめです。



本格的に資産が増えてきたら、コールドウォレットの併用を検討するのが安心です。
アプリの使いやすさ・日本語対応をチェック
ウォレット選びでとても大切なのが「使いやすさ」です。
画面が英語ばかりだったり、操作方法が複雑だったりすると、途中で使うのをやめたくなってしまいますよね。
確認したいポイントは以下のとおりです。
チェック項目 | 初心者にとっての安心度 |
---|---|
日本語対応があるか | ◎(安心して読める) |
インストール後すぐ使えるか | ◎(シンプル設計) |
サポート情報が多いか | ◯(困ったときに安心) |



アプリストアでの口コミや、YouTubeなどで実際の操作画面を見てみると、実際の使い心地がイメージしやすくなりますよ。
保管したいモノ(仮想通貨?NFT?)で選ぶのが正解
ウォレットによって、対応している通貨やNFTの種類に違いがあります。
自分が何を保管したいのかを考えて、それに合ったウォレットを選ぶことが大切です。
- 仮想通貨のみ → MetaMaskやSBI Web3ウォレットなど
- NFTを保管・表示したい → Trust WalletやSafePalがおすすめ
- 複数チェーンに対応しておきたい → 多機能なウォレット(例:SafePalなど)
自分がやってみたいこと、興味があることを考えながら、「これでできるかな?」と確認しておくと失敗しにくくなります。



「やってみたいこと」を軸にして選ぶと、自分に合ったウォレットが見つけやすくなります。
はじめてでも安心!Web3ウォレットの使い方3ステップ


ここでは、初心者でも迷わず使い始められるように、Web3ウォレットの基本的な使い方を3ステップに分けて解説します。
スマホでできることがほとんどなので、パソコンが苦手な方でも安心して取り組めますよ。



最初は「本当にこれで合ってるの?」と不安になるかもしれませんが、一度手を動かしてみると意外と簡単です!
ステップ1|ウォレットアプリをインストールする
まずは、使いたいウォレットアプリをスマホにインストールしましょう。
以下は代表的なウォレットとその特徴です。
アプリ名 | 特徴 |
---|---|
MetaMask(メタマスク) | イーサリアム系に強い、対応サービスが豊富 |
Trust Wallet(トラストウォレット) | 日本語対応・NFTにも対応 |
SBI Web3(エスビーアイ ウェブスリー)ウォレット | 国内企業提供で安心感がある |
SafePal(セーフパル) | ハードウォレット連携も可能 |
App Store(iPhone)やGoogle Play(Android)で検索し、必ず「公式アプリ」を選んでインストールしましょう。
インストール後にアプリを開くと、「新規作成」か「インポート(復元)」かを選ぶ画面が表示されます。
今回は初めてなので「新規作成」を選びましょう。
ステップ2|初期設定とリカバリーフレーズを安全に保管
アカウントを新規作成すると、12語または24語の「リカバリーフレーズ(秘密の合言葉)」が表示されます。
これはウォレットを復元するための超重要情報で、絶対に他人に教えてはいけません。
- メモ帳アプリやスクリーンショットには保存しない(スマホの盗難・故障対策)
- 紙に書いて、家の中の安全な場所に保管
- クラウドには絶対にアップしない
「銀行の暗証番号を丸ごと誰かに教える」レベルの危険なので、絶対に他人には見せないようにしましょう。
- 紙に書いて封筒に入れ、家の中で安全な場所に保管
- 火災・盗難対策として耐火金庫や物理的に隔離された場所に保管



子どもが誤って触れないような工夫や、信頼できる家族に存在だけ伝えておくとさらに安心です。
ステップ3|実際に受け取ってみよう(テスト用の仮想通貨でOK)
ウォレットの準備ができたら、実際に使ってみましょう。
まずは「テストネット」と呼ばれる仮想通貨の練習環境で体験してみましょう。
- ウォレットアプリを開く
- 自分のウォレットアドレス(「0x〜」で始まる文字列)をコピー
- Faucet(フォーセット)と呼ばれるテスト配布サイトへアクセス
- アドレスを貼り付けて申請する
- 数分後にテスト用の仮想通貨が届く
実際の仮想通貨を動かす前に、「送る・受け取る」の操作に慣れておくと安心です。



親子で一緒に試してみるのも、楽しく学ぶ良い機会になりますよ。
代表的なおすすめウォレット4選(初心者・子育て世帯向け)


ウォレットを選ぶとき、「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
初心者や子育て世帯の方でも安心して使えるウォレットを4つ厳選しました。



それぞれに特徴があるので、ご自身の目的や使いやすさに合ったものを選んでみてくださいね。
MetaMask|Web3の定番!スマホ・PC対応
MetaMask(メタマスク)は、世界中で広く使われているWeb3ウォレットの定番です。
イーサリアム系のサービスとの相性が良く、NFTの取引やDeFi(分散型金融)の利用にも対応しています。
- パソコン(Chrome拡張機能)とスマホアプリ、どちらでも使える
- 英語表記だが、解説サイトや動画が多く、調べながら使える
- NFT・DeFiなどWeb3の主要機能に広く対応
- 対応サービスが非常に多いため、「迷ったらコレ」な1本
初めて使うときは英語に戸惑うかもしれませんが、慣れれば使い勝手は抜群です。



Web3を本格的に使いたい方におすすめです。
Trust Wallet|日本語にも対応、NFTも送れる多機能型
Trust Wallet(トラストウォレット)は、Binance(世界最大級の取引所)が提供している無料アプリです。
日本語に対応しており、操作もシンプル。



NFTやトークンもアプリ内で表示できるので、視覚的にもわかりやすいのが魅力です。
- 日本語対応で、初心者にも安心
- NFTの閲覧・送信・受信に対応
- 仮想通貨の購入もアプリ内で可能(一部日本円非対応)
「まずはスマホで簡単に使いたい」「NFTを扱ってみたい」という方には、Trust Walletがぴったりです。
SafePal|ハードウォレットにも対応。セキュリティ重視の人に
SafePal(セーフパル)は、スマホアプリと物理端末の両方に対応しており、セキュリティ重視の方に人気です。
- アプリのみでも使用可、あとからハードウェア追加もOK
- 多くのブロックチェーンに対応(NFTも扱える)
- オフライン管理が可能で、安全性が高い



「今は少額でも、将来的に資産をしっかり守りたい」方に向いています。
SBI Web3ウォレット|日本企業運営で安心サポート
SBI Web3ウォレットは、日本の大手金融グループ「SBI」が提供しているサービスで、Web3初心者にも使いやすいのが特徴です。
国内企業ならではのサポート体制や、法令に準拠した安心感が評価されています。
- 日本語完全対応&日本企業の運営で信頼性が高い
- アプリのみでも使用可、あとからハードウェア追加もOK
- NFTやトークンの取り扱いも可能
- SBIの会員連携やポイント連動など、独自機能も魅力



「英語アプリはちょっと不安…」という方には、SBIウォレットが最も親しみやすい選択肢といえるでしょう。
ウォレットを安全に使うために|初心者が注意すべきこと


Web3ウォレットはとても便利なツールですが、「自分で資産を守る責任」があることを忘れてはいけません。
銀行やクレジットカードのように「誰かが代わりに守ってくれる」仕組みではないため、使い方次第で大切な資産を失ってしまうこともあります。
この章では、初心者が特に注意すべきポイントと、子育て中でも無理なく安全に使う工夫をご紹介します。
リカバリーフレーズの保管方法とNG行動
リカバリーフレーズは、ウォレットの鍵そのもの。
誰かに知られてしまうと、ウォレットの中身はすべて盗まれる可能性があります。
- スマホのメモ帳アプリに保存する
- スクリーンショットを撮る
- クラウド(Google DriveやiCloudなど)に保存する
- 他人に教える(サポートを装った詐欺なども含む)
「少額だから大丈夫」ではなく、最初から万全なセキュリティ意識を持つことが大切です。
- 紙に書いて自宅で安全に保管(耐火金庫や封筒など)
- 万が一のために家族の誰かにも「存在」を伝えておく
- 子どもの手が届かない場所にしまう(特にイタズラ対策)
- 絶対に誰にも教えない(詐欺サポートに注意!)



慣れてくるとつい軽視しがちですが、「リカバリーフレーズは命より重い」と思うくらい慎重に管理することが大切です。
詐欺・なりすましサイトを見分けるコツ
ウォレットを使っていると、思わぬ形で詐欺サイトに誘導されるケースがあります。
「限定エアドロップ(無料配布)」や「無料NFT配布」などの誘いがSNSやDMで届くことあるんです。
中には本物もありますが、詐欺サイトも多く存在するため要注意です。
- DMやメールで怪しいリンクを送ってくる
- ログインを促す偽サイト(見た目は本物そっくり)
- 承認ボタンを押させて勝手に資産を奪う
- URLに「〇〇-airdrop.com」「〇〇-getnow.xyz」など見慣れない単語が含まれていないか
- サイトがHTTPS化されているか(鍵マークがないサイトは避ける)
- 検索結果ではなく、公式SNS・Discord・公式ブログからのリンクを使用する
- 不審なDMやメールに記載されたリンクはクリックせず、まず公式情報で確認する
- 公式リンクはブックマークしておく(都度検索しない)
- TwitterやDiscordでURLが貼られていても即クリックしない
- 「接続」や「承認」の前に一呼吸おくクセをつける
「一呼吸おいて調べてから接続する」習慣が、資産を守る最強の対策です。
まずは小さな操作から始めて、少しずつ感覚をつかんでいきましょう。
子育て中のパパママでも安心な使い方の工夫
子育て中は、日々忙しくてスマホに集中できない瞬間も多いですよね。
その中でも安全にウォレットを扱うためには、以下のようなちょっとした工夫が役立ちます。
- リカバリーフレーズは子どもが触れない場所に保管
- 取引は子どもが寝たあとなど、静かな時間に行う
- 1日5分だけ「ウォレット時間」を決めて習慣化する
- パスコード・生体認証を設定して、誤操作を防止する
「慣れてきたら使おう」ではなく、「使いながら慣れる」ほうが定着しやすいのがWeb3の特徴です。
無理なく続けられる工夫を取り入れて、自分のペースで楽しんでいきましょう。
まとめ|まずは1つ、自分に合ったウォレットから始めよう


Web3ウォレットは、仮想通貨やNFTを保管するための「デジタル財布」というだけではありません。
新しいサービスにアクセスするパスポートのような役割も果たします。
はじめての方にとっては、専門用語や英語表記に戸惑うかもしれませんが、大丈夫!
今回ご紹介した「選び方」「使い方」「注意点」をおさえれば、少しずつ理解が深まり、安全に活用できるようになります。
特に子育て中のご家庭では、「自分のペースで無理なく続けること」が成功のカギ。
- Web3ウォレットは、仮想通貨・NFT・ログインの3役を担う便利なツール
- ホットとコールド、用途に合わせたウォレットの選び方が大切
- 日本語対応・操作のしやすさで選べば初心者も安心
- リカバリーフレーズの管理が最重要。セキュリティ意識が鍵
- まずは少額・テスト送金から始めて、「慣れること」を第一歩にする
- セキュリティ対策(リカバリーフレーズ管理・詐欺対策)は最重要
最初から完璧に使いこなす必要はありません。
わからないままでいいから、まずはアプリをひとつ入れて、触ってみることからはじめてみましょう。



その小さな一歩が、未来のあなたや家族の「資産を守る力」につながっていきますよ。